Machician

検索機能追加。

Machician Machicianに以下の機能を追加しました。 検索ページを追加しました。紙メディアと違って「あれってどのページだったっけ……」っていうのを探しにくいと思ったので。 各ページの最下段にも検索窓を追加しました。 検索は本編に対してのみです。用語…

用語「サナツカ」追加。

Machician - 用語【サナツカ】 Machicianの用語集に「サナツカ」を追加しました。 なんでサナツカかというと、画像追加のテストをするのにちょうどいいキャラだったのと、あと再来週くらいにこのキャラが必要になるので(謎)。 とりあえずこんな感じに用語…

機能追加

Machician に以下の機能を追加しました。 全ページにパンくずリストを追加。 「用語一覧」ページを追加。 用語一覧ができたことでシステム的には結構しっかりしたかな。 あとはコンテンツそのもののクオリティを上げないと。

ちょびっとパフォーマンスアップ

Machician の以下のペンディングを若干解決しました。 重い(汗)。全データをXMLにしてるしキャッシュを使ってないんで0.5秒ほどレスポンスが遅れる。なんとかしたいけど結構大変そう……。 調べてみたらXMLの読み込みは全く関係なし(爆)。毎回「各単語への…

全文追加

Machician にエピローグまでの本文と用語を追加しました。これでかなり読みやすくなったと思います。 ペンディングは以下の通り。 本文にイラストを追加していく。 単語の質・量共に足りないのでそこを充実していく。 単語の「一覧」を作る。 今の所システム…

用語機能仮組

Machician に「用語機能」を仮組しました。JavaA2Zの単語リンク機能みたいなものです。 現在は「シーバリウ」「ウムリル」等の単語のみなので全然少ないです。整形機能も作ってないし。 まぁとりあえず仮組ってことで。

Machician再始動

Machician(仮) Machicianのアーカイブ版を再構築中。 これまで手作業で作っていた各ページをPHPで出力するよう変更しました。なので手間が大幅減。 各ページの右側にAmazonの広告を掲載するようにしました。 JavaScriptを使用してカーソルの左右でページを…

あとがき [△]

……小説が完結したのってなんか久しぶりだ(爆)。 Machicianは2004年9月14日にスタートしました。1年と3ヶ月で完結したということで比較的予定通りだったかなと思います。 この小説を始めた頃は仕事が忙しい頃で、そんな中で何か創れないかと考えて、わての…

エピローグ (9) [△ ▽]

式が、始まる。 古式に則り、シーバリウは金色の鎧、真美は純白のドレスに身を包み、赤い絨毯の上を進んでいく。 その横には、各国の王や王妃、親族達が並ぶ。その中にはウムリルや、コメネケ国の紋章を身に着けた者もいた。 赤い絨毯の先には神官が立ち、そ…

エピローグ (8) [△ ▽]

「へぇ、魔法習ってるんだ」 紫恋が持ってきた参考書を広げて、真美は感嘆する。 「自分の能力は活かしたいし、興味もあるから。もしかしたらこっちに留学に来るかも」 「またそんなこと言ってるの!? 私はどうすんのよ私は」 「一緒に来ればいいじゃん。っ…

エピローグ (7) [△ ▽]

「綺麗……」 真美は、純白のウェディングドレスを着て、くるりと回った。 「お似合いです」 ほんの少しだけ笑みを浮かべて、ルタリアがうなずく。 こんこん、とノックの音。 「マナミ様、ウムリァルトナス様とお付きの方がいらっしゃいました。謁見の間でお待…

エピローグ (6) [△ ▽]

「うわぁ、異世界だ……」 それは、映画やおとぎ話にしか出てこないような、中世ヨーロッパに似た、違う時、違う場所の光景だった。 次の日の早朝。 手続きを終え、「異世界への扉」を抜けて城下町へと入ると、そこは露天市や、石造りの様々な店舗が並び、早朝…

エピローグ (5) [△ ▽]

「……それでは、こことここから攻め入られたとします。まず、防衛線はどこに引きますか?」 「……こうかな、この数ならここを守り通せれば何とかなるから」 体を傾けると、白い湯気が立ち上る。 大理石で作られた、プールのような広さの風呂場に、シーバリウと…

エピローグ (4) [△ ▽]

「あーっ、めんどくさーっ!!」 と、うめはベッドに体を預ける。 HAC特区、穴の中をゆっくりと降りていく円盤状の乗り物の中。 そのホテルのような一室で、うめは体を投げ出していた。 「IDのチェックにパスポートのチェック、テストみたいなアンケートに身…

エピローグ (3) [△ ▽]

「うわ、もうこんな時間!?」 うめは新宿にある調理の専門学校を出て、すぐ携帯を掛ける。足は駅へ向けて駆けたまま。 『はーい』 「あ、紫恋、今どこ?」 『今、品川』 「って早! あんたちゃんと大学行ったの!?」 『一応ねー、でも授業聞いても資格試験…

エピローグ (2) [△ ▽]

「げ……」 高士は、それを青ざめた顔で見上げていた。 待逢神社の境内。 ……だった場所には重機が入り、建築のための土台を埋め込んでいた。 「ここが、あの石人と戦った場所なのですか?」 高士の脇に立つ少女が訊く。 金色の長い髪、青い目。白いワンピース…

エピローグ (1) [△ ▽]

どこかで目覚ましが鳴っている。 手を伸ばそうとして、その腕が何かにつかえる。 薄く目を開けると、最近やっと見慣れてきた光景が目に入る。やや薄汚れた壁、物で溢れた室内、背中の温もり。 「…………」 寝ぼけ眼でうめは、体に絡み付いた紫恋の腕を紐解こう…

第12話 たったひとつの確かな理由 (24) [△ ▽]

「でも現実問題として……」 『聞こえるの。確信はないけど……もう少し下がって』 ジャージはシーバリウの前へと出て、獣を牽制する。 「聞こえるって何がです?」 耳に届く音は、獣の吠え声、岩が動く音、何かが瓦解するような……。 「なんだろう……あの二人が戦…

第12話 たったひとつの確かな理由 (23) [△ ▽]

「うわっ!」 緑の帯が解け、シーバリウ達四人が投げ出される。四人は適当に投げ出されながらも、バランスを取ってなんとか着地し、そのまま道を駆ける。 「この道でいいの!?」 『大丈夫! あと……300メートル!』 「それって結構なくない!?」 「そうも言…

第12話 たったひとつの確かな理由 (22) [△ ▽]

「どうやら間に合ったようだな」 サナツカの声と共に、壁が移動し、黒い獣が現れ、シーバリウ達を囲む。 「くっ……」 『どうする、シーバリウ……』 「うめ、降ろして」 「だめ、こんなとこ紫恋飛べないもん」 「それにしても、よく出口の方向が分かったものだ…

第12話 たったひとつの確かな理由 (21) [△ ▽]

シーバリウは剣を抜く。サナツカを覆った光の布は硬化し拘束していた。 「……それでは、我々は行きます」 「なら、今度は追い掛けっこだな。この程度、数分もあれば解ける」 「それまでにはここを去ります。できたら、手加減をお願いします」 「断る」 サナツ…

第12話 たったひとつの確かな理由 (20) [△ ▽]

『フィーアグナリドカーツ!!』 ジャージのステッキから白い閃光が放たれ、サナツカへと疾る。 「これは――」 横に飛んで躱すが、翼の先が光に触れ、弾かれる。 「――魔族を獲る光の糸か」 「その通りです!!」 シーバリウは飛び掛かり剣を振る。サナツカは…

第12話 たったひとつの確かな理由 (19) [△ ▽]

「右、右、後ろ!!」 紫恋の声に、訊き返すことなくうめが跳ねる。 『⊃嚮廼庵◆――』 その背後では、ジャージの魔法が続けられている。手に持つステッキが空中に描かれた魔法陣を追っている。 「そこ、近づくな!!」 ワースの周りを駆け、近寄る獣を蹴り、そ…

第12話 たったひとつの確かな理由 (18) [△ ▽]

「舐められたものだ」 シーバリウの剣に合わせて左手を振るう。鋭利な爪の付いたそれは剣を砕く――はずだった。 「!」 それは方向を違わせることすらできず、体を反らせて剣を躱す。 視線は、常にサナツカへ。 体を捻り、返す刀でサナツカの胴へと薙ぐ。 「…

第12話 たったひとつの確かな理由 (17) [△ ▽]

距離を取っていた魔獣が一斉に飛び掛かる。 『!っ』 「真美さん、頭を下げて――えっ」 「といやー!!!」 大声を上げて落下するうめが、ちょうど飛び上がった獣達の中へと飛び込み、がむしゃらに両腕を振り回す。それは鈍い音を弾けさせて四方に飛んでいっ…

第12話 たったひとつの確かな理由 (16) [△ ▽]

『あ”ーっ、何体いんのよっ!!!』 ジャージの赤いワースが、その身体能力の高さを活かして動き回る。周りを取り囲む黒い獣を叩き、蹴る。何度か爪や牙がワースに突き立てられても、わずかの傷を負うだけで弾き飛ばしていた。 「本当に丈夫なんですね、それ…

第12話 たったひとつの確かな理由 (15) [△ ▽]

「し……れん?」 おそるおそる背後を見る。白い羽根を生やした紫恋が、うめを抱きかかえて、宙を周回した。 「大丈夫……!! うめ、何その右手!! 今王子に見てもらうか……???」 うめの顔は、見る間に泣き崩れた。 「し……しれ……ううっ」 「何? そんなに痛…

第12話 たったひとつの確かな理由 (14) [△ ▽]

「っ、っ!」 そのままの勢いに床へと叩き付けられる所を、着地と同時に腕に絡み付いた枝を引き剥がし跳び退く。枝が皮膚を切り裂いたが、気にせず無理矢理枝の外へと出る。 「ほう、ヒトであれば一刺しで死ぬのだがな……APとはかくも丈夫なのか」 サナツカは…

第12話 たったひとつの確かな理由 (13) [△ ▽]

「侵入者……は、お前達ではなさそうだな」 それは、背に無数の羽根を持つ魔物だった。 黒いビロードのような体毛に覆われた、かろうじて人型の魔物。顔は犬のそれに似ている。背丈は人の二倍ほど、その体躯に16の羽根を生やす。丸太のように太い足、その後ろ…

第12話 たったひとつの確かな理由 (12) [△ ▽]

『こっち』 十字路で、ジャージが指を指し、その指し示す方向へと走っていく。長い長い、赤く光る石廊を走り抜けていく。 「少し強くなりました」 「あ、この感じがそうなんだ」 紫恋にも感じる、違和感。 数分前から、ジャージのワースが微弱な魔力を計測し…