アイドルマスター XENOGLOSSIA 第26話「月とペンギン」(終)

 アウリンを安定させるためにはアイドルを犠牲にする必要がある。打ち上げられるインベル達、だがその中には春香達が――。


 最終回。
 ああまた伏線が色々と投げっぱなしだ……。もう伏線回収を求めちゃいけない時代なのかなぁ。完全にファンタジーな世界観ならそれでもいいと思うんだけど、現実世界と継ながっている世界観ならやっぱりちゃんとした答が欲しいなぁ。
 話のテーマとしては、春香達が「アイドル」で、インベル達は「ファン」すなわち視聴者っていうことなのかな。最初はファンからの好意に戸惑う春香が、やがてそれを受け入れるが、ファンはやがて成長しそして離れていく――っていうのをなぞった感じかな。
 しかしそれは無理があるような(汗)。とゆーかインベルを失わない結末だったら春香おまえインベルと結婚するのかと! そこまで考えていないとしても、何らかの期待、欲望、妄想が伴っていないとおかしいなぁと、そういうステップが描かれなかったから「インベルが好き」っていう言葉がとっても軽く聞こえちゃうし、最後の献身的な行いも白々しく見えちゃう。春香おまえ一生貞操守るのかと! あーやよいとくっついたらそうなるかもしれないが(爆)。
 あと雪歩→千早のような、他者を盲目的に愛して自分の価値を置き換えてしまうパターンが多くて、それだと個々人の本心が感じられないから説得力がないように見える……。
 作画や演出はトップクラスだし、毎回面白くしようとしている努力は感じられるんだけど、こういった違和感が強くてあまり楽しめなかったなぁというのが本心。*1

*1:そゆとこ気にしない方がいいのかもなぁ……舞-HiMEは好きじゃなかったけど舞-乙HiMEは面白かった、っていうのもその辺に理由があるのかも。