地球へ…(テラ    ) 第16話「紅い瞳 蒼い星」

 キースによってミュウの隠れ家が突き止められ、一斉攻撃を受けることとなる。だがミュウ達はナスカを離れることができない――。
 この作品のうまいところは、色々な暗喩を感じながらも、それでも単純な置き換えじゃないところかなぁと。今回の話も現実にある移民の話なんかを想起させるけど、けど「某国の某人達」をそのままSFに置き換えたっていうわけじゃなく、あくまでオリジナルの話がベースになっていてそこに現実にある問題を組み込んでいるのが良くできてるなぁと。
 だからなのか、キャラクターがいきいきとしているのもいい感じだ。ブルーにしろフィシスにしろキース達にしろ、ちゃんと感情や欲望があって複雑な心理状態になっているから言動に説得力を感じる。これが設定ありきだとみんなありきたりなセリフしか言わなくなるからなぁ、どのアニメとは言わないけど(爆)。