坂道のアポロン 第12話「オール・ブルース」(終)

  • 最終回。
  • 最高の青春物語だった。自分さえ持て余す年頃らしいがむしゃらさがまぶしかった。一話ずつ成長していく姿が格好良かった。
  • その中で重要な役割を担った音楽、セッションがもう最高。
  • 言葉ではなく楽器を通してのコミュニケーションは、距離を置いた間接的な関係でありながらより深くお互いの心を結びつけ、殴り合うかのような掛け合いから時に色欲を感じさせる絡み合いへと変化し、性別を超えた性的な関係を作り上げる。
  • それが結局のところ、本作にとてつもなくマッチしたんだよなぁ。薫君、千太郎、りっちゃんの友情か欲情か、それ以上の関係を「綺麗に」表現するのにセッションは最良の方法だったわ。これ狙ってやったんだよなぁ、それがすごいわ……。
  • 最後も綺麗に終わってとても良かった。無言でセッションを始めるところがもう……。