LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜 第13話「峰不二子という女 後篇」(終)

  • 最終回。
  • なんというか、すごく面白かったわけじゃないけど、完成度の高いいい作品だったという印象。
  • まずなにより、これが現代のテレビアニメとして流れたという、エポックメイキングとして評価したい。ルパンという誰もが知る作品で、深夜枠とはいえこれだけ規制なしで、大人向けの絵柄で大人向けの作品を作り上げた、その度胸に拍手を送りたい。
  • 絵作りも素晴らしかった。黒ベタを多用した、シックでありながら勢いのある絵作り。独特な雰囲気の演出やパース。しかもかなりしっかり動いてて、ただの出オチじゃなかったという。ほんと、これをテレビアニメでやったのはすごいわ。
  • ストーリーの方はというと、最後まで見ちゃうとなんか普通という感じだけど、全体を通してちゃんと整合性が取れているのは普通にすごい。
  • なにより、ルパンという超有名作品の番外編的な作品でありながら、まったくキャラの魅力を損なわない、むしろより引き出しているのがすごい。このあと4人で一緒に仕事をする、と考えるとLUPIN/Zeroとして十分楽しめる作品だった。
  • というわけで「すごい作品」だったのは間違いないです。こういう方向性で、また違った作品が見られるといいなぁ。