もしドラ 第10話「みなみは高校野球に感動した」(終)

 決勝戦、夕紀の死を乗り越えて、みなみ達は戦う――。


 最終回。
 なんか全体的に中途半端だった(汗)。
 まずドラマ部分は、中盤までキャラの掘り下げが足りなくて、終盤いきなりドラマ中心になっちゃったんで説得力が足りなかった。
 というか、なぜみなみ×夕紀の百合にしなかったのかと!(爆) 文乃にその気を持たせたんだから全然問題なかったんだろうし、というか最終回の回想とかまさにそんな感じなのに! そういう方向性で、相手の気持ちをマーケティングする的な流れにすれば綺麗にまとめられたと思うのになー。
 というわけで、ドラッカーまわりは終盤になってほとんど出てこなくなっちゃったし(汗)。どういう場面でドラッカーを適用できるのか、という点ではいい導入になるんだろうけど、それが求める結果に結びつくかどうかを示さないと意味がなかったような。いやもちろん甲子園には行ってるんだけど、どうしてそこまでのチームに育ったのかの説明がなかったわけで。
 まぁそんな感じで不満はあるんだが、いや不満があるということはつまり、悪くはなかったということなんだよなぁ。キャラは結構いい感じだったし、作画は安定してたし、絵柄とかSD絵とか好みだったし。この手の作品は啓蒙や思想のアピールに終始してつまらなくなることが多いから、そういう他作品に比べればずっといい出来なので、だからもう少しがんばってればと思わずにはいられない。まぁその辺の足りないとこは漫画版で補給しよう(爆)。