あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第6話「わすれてわすれないで」
めんまのため学校に行くことにしたじんたん、だが彼の事よりも教室はあなるの噂でもちきりだった――。
じんたん、教室に立つ!
めんまのためにがんばるじんたん。めんまのため、というよりはめんまといたことで少し強くなったのかもしれない。
だからあなるのために――! 自分の境遇をあなるに重ねたっていうこともあるんだろうけど、でもあれはなかなかできない。格好いいわー。
めんまの家に行くじんたん、だがそれをめんまは……これはきついわ……確かに母親の辛い姿を見るのは忍びないだろうけど、それでも……。というかめんま優しすぎるんだなぁ、小さい頃みんなから好かれていたのはそういうのも理由としてありそう。
それに激高してしまうじんたん。そうか、不登校ってどう関係してるのかと思ったけど、社会からの断絶という点で共通しているのか。じんたんを通してしか社会に接することができないめんまは、これまでのじんたんと同じだったわけで、そしてそれが他のみんなにも……。