獣の奏者エリン 第42話「セィミヤの涙」

 真王の名を継ぐセィミヤ。そこへ大公の息子、シュナンが訪問する――。
 恋と政治。
 セィミヤは突然後を継ぐことになって大変そう……とは思うが、そもそも真王もあんな形で継いだわけだからなぁ、この辺の困難さは同じかも。とはいえ、真王の時代に腐敗が進んだわけだから、結局真王だって正しい政治ができていなかったわけだし、それをセィミヤの時代になんとかしなさいというのも酷というもの。
 そこへ想い合っていたシュナンが。シュナンはいい人すぎそうだなー、セィミヤのことが好きであはるんだろうけど、国や民の事が先に立つのかも。そういう意味でいい君主にはなるだろうなぁ。邪魔さえ入らなければ……。
 ダミヤの真意が掴めないのが怖い。キリクに指示をしていたのはダミヤっぽかったのに、ここ最近のダミヤは献身的に見えるわけで。ダミヤが本当にいい人であるのなら、エリンがダミヤ抜きで真王に闘蛇の話をしたのは失敗だったかもしれない。
 それにしても、今回はエリンほとんど出なくて、めっさシリアスで渋い展開。線香の煙二本が絡まりあう演出とか渋すぎる。話もどんどん重くなってくるし、土曜夕方にNHKでやるアニメじゃなくなってきた(爆)。