獣の奏者エリン 第5話「エリンと卵泥棒」

 村総出で闘蛇の卵を収穫に行くが卵はなく、エリンはその卵泥棒と出遭ってしまう――。
 野生の闘蛇登場。
 村での養育システムがかなり完成されていたから産卵も村でやると思ったらそれは無理なのか。環境に大きく左右されるだろうから実際にありそうだ。
 その闘蛇も含めて、力関係がはっきりと存在しているのが興味深い。弱者と強者が明確に存在し、弱者は強者に取り入らなければ生きていけない。しかしそれは確固としたものではなく、油断すれば寝首を掻かれることになる――そういう緊張感があるのがとてもいい。
 その緊張感がありすぎるからかちょっとギャグ展開も。明るい話そのものは大歓迎なんだけど、あまり子供向け方向に走りすぎないで欲しい……って、まぁ対象年齢的には仕方ないんだろうけど。