コードギアス 反逆のルルーシュR2 第24話「ダモクレスの空」

 フレイアの連射に追い詰められるルルーシュは、アヴァロンを捨て最後の攻撃に賭ける――。
 ルルーシュとスザクの連係攻撃。頭のルルーシュと技のスザク、互いの長所を生かしていて格好いい。スザクに掛かっているギアスって、最大限効果を発揮したら「戦場にいる」ことそのものを拒否するだろうから、今のスザクは本当にルルーシュを信頼してるんだろうなぁ。
 カレンとC.C.の戦いはカレンの勝ち。ここでC.C.退場させちゃうのがすごい。こういう、話の構成が思い切りいいとこがこの作品のすごいところだ。C.C.みたいなキャラがいたら最後に持っていきたくなるものだけど。
 ついにルルーシュに取り込まれるシュナイゼル! シュナイゼルの「負けない戦い」は、仙人のように欲望を抑え込む必要があるんだなぁ。いや、それが性格の本質だからそういう戦いができるのか。それは多くの場合有利な状況をもたらしていたんだろうけど、それは揺らぎのない機械のような思考になるから、ルルーシュのように性格を研究しつくされるとダメだったのかも。
 逆に欲望の塊だったディートハルト。シュナイゼルが襲われた時に何もできなかったのは、この状況にいる自分とか、眼前で繰り広げられる舌戦とかに酔いしれていたんだろうなぁ。自分の命よりも「観客」に徹して世界を楽しんできたディートハルトにとって、最期にギアスを味わえなかったことは最悪だったろうに、ルルーシュよく分かってるなぁ。
 そしてナナリーとルルーシュ、対峙! ナナリーはルルーシュと心中するつもりなのかな。ナナリーの「目が見えない」ということがギアスを無効にしていただろうからそれが大きな壁だと思ったんだけど、その弱点を自分でさらけ出すとは。あれだけの被害をもたらしてもルルーシュを止めようと思ったってことは、ルルーシュをこうしたのは自分の責任っていうのがあるのかも。
 さてこうなるともう心中エンドしか思いつかないんだが、でもスザクやカレンがこの愁嘆場に参加するかもしれないからどういう結末を迎えるのか。