ef - a tale of memories. 第7話「I...」

 距離が近くなっていく、蓮治と千尋。でもそれは距離だけで、蓮治の気持ちは……。
 うわ、まさか蓮治が……千尋がそう自覚しているわけだからこの違和感は感じて当然だけど、それを実際に作中で表現するのはかなりすごい……。
 「カミサマガイジッテイル」っていうのは面白い。創作を著す時、自分の中でタブーとしていることを表現できなかったり、逆にタブーを破る事に快感を覚えるものだけど、そういった神格化した自分を客観的に嫌悪するのはなかなかないことかなと。
 景の怪我で紘が付き添っていた時、デートをすっぽかされていたみやこは、みやこは……。
 パステル調の表現から、文で埋まっていく世界。鳥肌立った。息を飲んだ。動けなかった。


 ……なんていうか、今回は本当に衝撃を受けた。
 ずっとアニメを見てきて、アニメって最初に作風を決めたらあとはそのフォーマットで描いていくものだって決めつけてた。
 何かを表現する、ってこんなに自由なことだったんだ……。
 この作品て創作がテーマだから、余計に堪えた。ああ、何かを創るってこういうことなんだなぁ。