電脳コイル 第2話「コイル電脳探偵局」

 サッチーから逃げ出すことに成功するものの、今度はデンスケが……。
 search-maton、略してサッチーって。電脳世界で「形を持ち行動するAI」をfoo-matonって呼ぶんだなぁ、こういうところで普通の人には分からないタイプの用語を持ち込むのが素晴らしい。
 メタバグの合成も面白い、まさにゲームのアイテム生成そのものだ。MEGASIやはまんまアイテムショップだし、そういうゲーム的な部分もちゃんと押さえているのがいい感じだ。
 メガネのデザインも細かいなぁ。フミエが掛けているようなゴーグル型だけじゃなく、ヤサコみたいな普通のメガネに電脳メガネの機能が付いてるものもあるし、お父さんが掛けてるのも電脳メガネ、加えて信号を「書き換えた」のがドライバーに見えたってことはフロントガラスにもその機能があるのかも。かなり普遍的に使われているっぽいけど、そうなると掛けてないヤサコのお母さんとか大変じゃないのかなぁと思ったり。
 あと、うっすらとノイズが掛かってるのが面白い。てっきり大黒市中に立ちこめてる霧のせいかなと思ったけど家の中でもフィルタが掛かってるし……それに、ホログラム用のものかと思ったけど考えてみたらメガネあれば必要ないんだよなぁ。ってことはインフラとかだったり?