東京ガス、システム構築プロジェクト中止で50億円の特別損失

 金額はともかくとして、こういうプロジェクトを中止すること、そして責任を明確にすることって珍しいと思う。この手のシステム開発はどうしてもなぁなぁで進めて、最後は「とりあえず導入したけど使わない」っていうことの方が多いと思うんで。
 2つめのリンクによると、パッケージソフトを使用して構築しようとしたらしい。そしたら、3つめのリンクによるとレスポンスが40秒もあるそうな(爆)。そりゃ使えないわな……。
 市販のソフト、って言ってもそのまま使ったんじゃなくて、そこに超大量のアドインを組み込んだりしたのかも。そしたらキャパが足りなくて、っていうオチかなぁ。
 あとはこれをどこの会社が受けたものなのか……大阪ガスのオージス総研みたいに、ガス会社って情報システム部門を持ってるところが多いと思うんだけど、東京ガスはどうなのかな。株式会社ティージー情報ネットワークっていう所があるけどここなのかなぁ。それとも外なのか……。
 なんにせよ、最初の見積もりが肝心っていういい例だなぁと。全体の規模を見誤ったのか、後からどんどん追加されたのか、規模は分かってたのに何らかのしがらみでパッケージの導入をごり押ししたのか……なんか技術力より政治力の方が重要そうだ(爆)。