第4話 機械の魔法、機械の天使 (3) [△ ▽]

「ジャージも泳ごうよ! それともそれは伊達?」
 形は潜水用の水中眼鏡に見えるヘッドマウントディスプレイをうめは指さす。
「そういう意味じゃ伊達よ。でも20気圧防水だから大丈夫」
 大丈夫じゃないのは……ジャージは、その名前の由来にもなったジャージも着ず、さらにパレオも解いて、白い水着ひとつになる。
「あ……」
 うめが思わず見とれて即座に嫉妬するほど、そのスタイルは見事だった。形の整った胸、くびれたウエスト、すらりと伸びる足、それは「完成されたスタイル」と言っていいものだった。
 だから。
 まわりの視線、男達が自分を見て溜息をつき、このゴーグルを見て別の溜息をつくのが、うっとおしい。
「いーじゃん、別に気にしなきゃ」
 と、スタイルには同じく自信のある紫恋が横に立って言う。
「なんなら王子か高士に彼氏役になってもらえば?」
「へ??」
 素っ頓狂な声。
「ダメよダメ! 王子はダメ!」
「そう? 適役だと思うけど?」
「え?」
 見れば王子はぼーっとふたりを見ていた。
「でれっとすんな!」
「うわっ!」
 どんとどついてプールに落とす。
 そして、ジャージの手を引っ張る。
「えっ?」
「彼氏役はだめだけど、みんなで遊んでればまわりなんて気にならないって!」
 プールに引き込む後ろ姿を見て、紫恋も溜息をつく。
「スタイルいいのがコンプレックスとはねぇ。あのゴーグルもそういう理由なのかな」
 だとしたら取ったらすごい美人とか?
「でもあれだけ取りたがらないんだから違う理由かな……ま、それはともかく」
「ねぇ君、退屈そうだね」
 こんがり焼けた男が近づいてくるのを見て、ジャージの苦悩も自慢ながら解ってしまう。にっこりと愛想笑いを向けて、
「じゃあちょっと付き合ってもらおっかな。君、漫才のボケはできる?」
「んー、どっちかって言うと突っ込む方がごふっ
「下ネタで逃げるなんて最低」
 なんて、まぁこれ期待してネタ振りしたんだけど。

今日の進捗。

  • 派遣元A社:今日の中間派遣B社との話し合いを踏まえてから、だそうな。でもメールの返信くらいして欲しかった……。
  • 中間派遣B社:夜にお話。詳しくは日記の方で書くけど、中身は「送別会」とゆー感じだった……いいもの食べさせてもらったし、悪いこと全く言われなかったし……。
  • 派遣先C社:昨日来なかったんで今日リーダーに説明。交代要員呼ぶより契約切るかもとか(汗)。わて的には問題ないんだけど……。まぁ今日中間派遣B社の人に話したけどそれほど問題じゃないっぽいんで大丈夫かー。

 ……やっぱ、今回の件っていろんなひとに迷惑掛けてるんだなぁとゆー感じが……。
 それでもやっぱり……つかなんかすごく「寒い」ことが辛い……休みたい……。

SBGの変化。

 とゆーわけでITmedia Gamesからのお知らせから始まった新SBGですが、マジでライフスタイルの記事を引っこ抜き。その延長線上としてゲームは国境を越えたのか?なんて記事も。
 方向性としては、これまでのあくまでゲームファン、アニメファン向けのSBGから、より一般向けのSBGへと変化したってことかなーと。記事としては旧SBGにはやや物足りなさを感じてたんでそういう意味では良さそうだけど、でもオタ向け記事はかなり減りそう。特にエロゲまわり(もしくはその移植もの)の記事とか減りそうだなぁ。
 このままソフトバンクそのものがオタから離れてくのかなぁ。ネトランも、オタ向けってゆーよりは、ライトユーザーが「にー」の使い方知ったりとかゆーより一般向けな内容って気がしないでもないし……。