超訳百人一首 うた恋い。 第13話「定家と式子 式子内親王 権中納言定家」(終)

  • 最終回。
  • ものすごく心地良い、それでいて悲しい恋愛物語ばかりだった。
  • 毎回二人の関係に絞って、心証を丁寧に表現していて、ただの恋愛物語なのに強く引き込まれた。
  • その多くが悲恋というのが大きかった気がする。というか、本作って他作品と違って大人の恋愛を描いているんだよね。アニメの主人公って高校生以下が多いから、それと比べると際だって良く見えるのかもしれない。
  • また、それぞれの話がオムニバスになっているのに、登場人物は継ながっているというのも良かった。それで話が分かりやすくなったし、このキャラがこう変わっていったのか、こう関わっていたのかという楽しみ方ができる。この辺の構成もうまかったなぁ。
  • あと意外と作画良かった。塗りはあっさりめだけど、作画が良くて気持ちが伝わってきたし、全体的な絵作りも良かった。
  • 惜しむらくは、終盤は悲恋ばかりでそこがちょっと悲しかった。ひとつくらい立場を超えて……とか思うんだけど。これはもう原作の原作的に仕方ないのかな。
  • 最近のアニメでは珍しい趣向でいて、ある意味ド直球のいいアニメでした。