偽物語 第11話「つきひフェニックス 其ノ肆」(終)

  • 偽物、月火ちゃん。でも「偽物」というよりは「人間に似せている」だけで、月火ちゃんが月火ちゃんであることにはかわりない。もっとも余弦達は「ヒトならざるものがヒトとして生活する」ことが問題なんだろうけど。
  • 家族であることの再確認。少なくとも阿良々木君はそう思えてるだろうけど、火憐はちょっと心配だったり。「兄のためなら死ねる」と「妹のためなら死ねる」には少し隔たりがあったような。月火ちゃんの正体を知ったらどうか……。
  • ということを思っちゃうので、そのあとのバトルでは余弦の方がわりと正論くさくて、それをもう少し説得できて欲しかったなぁという気分が。
  • あとバトルは余接ちゃんと忍の方映してよ!
  • 最終回。
  • 本作はなんていうか、ものすごく評価難しい。
  • とにかく、キャラは最高にいいと思う。火憐ちゃん月火ちゃんのダブル妹は最高にかわいいし、貝木や余弦といった敵キャラのキレた性格は最高に楽しい。
  • ところが、そういったキャラ達の関わり合いが、わりと寸止めなのがすごーく物足りない。今回のように敵とのバトルは中途半端だし、火憐ちゃんと月火ちゃんとの関係も全然踏み込まないしー。そもそも、そういうブレーキの掛けがちなキャラを主人公に据えているというのがもう。
  • ……とはいえ、そういった寸止めルールの世界観でありながら、それぞれのキャラの本気さがあふれ出てしまう会話芸には拍手せざるを得ない。
  • あとアニメ版では、演出と作画がすごいのが憎い。忍とのお風呂と、火憐ちゃんとの歯磨きプレイは最高でした。ごっつぁんです!
  • ……原作の小説読んだことないんだけど、小説じゃなく、アニメやエロゲの原作やったりしないかなー。