うさぎドロップ 第10話「おなかのかぜ」

 りんが風邪を引いてしまい、悪化する症状に大吉はうろたえてしまう――。
 父親として。
 学校を通じて親同士の継ながりを持つ大吉。大吉は親としての経験が圧倒的に少ないから、親であれば知っている様々な「ふつう」をこうして取り込んでいかなきゃいけないのかも。そういう情報について特に関心がなくて、振り回されないことは大吉のいいところだと思ってたんだけど、今回みたいなことがあると……。
 風邪に罹ってしまうりんちゃん。あの体温はさすがに動揺する……今回は緊張感あったし、なんだか昔を思い出されてすごくどきどきしてしまった。
 前述したように知識不足もあるんだけど、うまく薬を飲ませられなかったのは、大吉がりんの自主性に任せすぎている点にあるような気がしないでもない。元々性格的に一歩引いているというのもあるんだろうし、どうしてもりんは「他人」という所があるのかもしれない。若干無理矢理さが欲しいなぁと、そうなれたとき、より父親へと近づけるのかも……。
 それにしても、この絵柄なのにほんといい質感してるなぁ。りんちゃんにシロップを飲ませるところとかなんか色っぽい(爆)。あとコウキ君のほっぺつまむとことかもなんか良かった。