あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第2話「ゆうしゃめんま」

 ぽっぽと再会したじんたんはめんまの希望を叶えようとあなるに相談に――。
 自分の立ち位置。
 あなるがかわいすぎてやばい。素直そうだしおたくの素養がありそうだし、あのグループにいるのはちょっと辛そう。学校のレベルが低いみたいだから、友達作るためには仕方ないのかも……。
 それに対していい学校に通うつるこ。このあなるとの差は重い……。めんまのことを吹っ切れたからこそつるこが高学歴なのだとしたら。めんまのことを想い続けたために勉学に身が入らなかったのだとしたら……。
 差が生まれる友人達の中で軸になりそうな存在、ぽっぽ。屈託なく人を褒めることができ、自分の視点が揺るがない。立場や環境に左右されている他の4人とは違っていて、これは大きな存在になりそう。
 そしていい雰囲気になるじんたんとあなる……。人間らしくあがくあなるの方が、純粋すぎて痛いめんまよりかわいくは見えるんだが、ここまでいい雰囲気だと逆にめんまがなぁ。じんたんとあなるをくっつけて、めんまは悲恋で終わって消えるとかそういう終わり方はいやだ……。