フラクタル 第7話「虚飾の街」

 クレインとネッサは乗っていた飛空船が落下してしまい、気づくとクレインは完全都市ザナドゥにいた――。
 理想と現実。
 憧れの都、ザナドゥ。……なんだけどある意味使い古された絵でそれほど魅力的に見えないというか(汗)。でも逆に言うと、一般の人にとってのSF的な理想郷という意味ではとてもありがちで、そういう意味ではまさに理想郷なのかもしれない。
 窮地に追い込まれたクレイン、そのときネッサが隠された力を発揮する! ネッサはフラクタルに対する毒や爆弾のような存在なのかも。
 だがネッサにも物理的な攻撃は止められず、クレインが――。なんという急展開、とは思うんだけど、今回も含めて毎回世界観の説明に終始していてなんだかなぁという感じが。どうせ次回はフラクタル側を見せるためにクレインを傷つけたんだろうとか思ってしまう。一視聴者としては、単に仮想現実のありかたを見せるだけじゃなく、そこでどう生きるのかという人間ドラマが見たいのよ、と思ってしまう。