放浪息子 第6話「文化祭」

 文化祭が始まり、二鳥のクラスはロミオとジュリエットのために緊張する――。
 見せるということ、見られるということ。
 緊張して自信をなくしていく有賀君。有賀君が二鳥君と違って人前で女装できないのは外見にコンプレックスがあるからで、そんな有賀君が舞台とはいえ女装をして人前に出るということはとんでもないことなわけで。
 それでも、千葉さんの前ではいいところを見せたいと思った有賀君はがんばって――。これが何らかの形で有賀君の自信になれば。でも、女の子になりたい自分を見せられたわけじゃないし、千葉さんに対する有賀君の気持ちはまさに男の子のものなわけで、その辺の葛藤はまだ続きそうだ。
 だからこそ有賀君に感情移入する(爆)。二鳥君は姉に言われた通り、自分を見せることに対して臆しないところがあるからなぁ。んでもむしろ自分の性格は二鳥君に近いであろうとは思う……。
 そういえば、劇を見て思ったんだけど、本作の絵柄ってファンタジーにかなり合ってる気がする。水彩画ぽい色遣いと綺麗な作画、このクオリティでファンタジー活劇を見てみたい。