夢色パティシエール 第46話「お婆ちゃんのレシピ」

 祖母のレシピ、その空白の一ページの手がかりを求め、いちご達は鍵を渡してくれた老婆を捜すことに――。
 過去と自分。
 これまでずっと伏線だったレシピ帳と老婆の話がついに。こういう形の締め方は理想的だなぁ。
 おばあちゃんの味を求め続けるいちご。いちごにとって「自分を救ってくれたスイーツ」なわけで、それを再現できるというのは救ってくれたおばあちゃん自身を蘇らせるという意味があるのかも。
 樫野の助言、老婆との再会、そして試練――。アニメとはいえこういう話をするのは結構すごい気がする。お菓子作りはそれなりに歴史があるわけで、懐古主義というか昔のものは絶対みたいな所があると思うんだけど、でもそうではなく、自分なりの考えを加えて常に変化していくことを良しとするというのがいい。今回のトーナメントが商売を意識していたのもその辺と関わりあるのかも。