東のエデン 第2話「憂鬱な月曜日」

 日本に帰ってきた朗と咲。他人同士の二人は、だが一緒に行動することになり――。
 帰国。
 ありゃ、速攻日本に帰ってきた。アメリカが舞台だと思ったけど、そういう制限なし、ややセカイ系っぽい世界観が舞台なんだな。
 視点はやっぱ主人公が基本ぽい。ヒロイン達が当然知る「常識」を、主人公と視聴者は同じように知らないわけで、その世界を識っていくことが当面の流れになるかも。
 ただそこにこだわると、やっぱりヒロイン視点には違和感があるなぁ。この世界を操るルーラーがいて、それを暴くために視聴者と主人公には情報が提供されなければならない。ところが「ヒロインの主観そのもの」が度々出てくると、視聴者はヒロインの気持ちに共感すると同時に、ヒロインが知っていることを知らないというもどかしさが生まれてしまう。いやそのミサイル事件のこともとっとと教えてよ!
 もう少しヒロインを客観的に描写してくれるといいんだけど、主人公を見るときは恋する乙女モードになって無条件に肯定しちゃうからなぁ。あれ、ヒロイン主観はもしかしてその時だけ? だったらそれだけは「別」と考えればいいのかもしんない……。