二十面相の娘 第16話「暗号」

 二十面相への想いを募らせていくチコの前に、二十面相の過去を知る男が現れる……。
 回想シーンでチコの初仕事のシーンが出てきて鳥肌立った。あの頃のスリルに満ちた展開は本当に素晴らしかった。あの時のような話をまた見たい……。
 ただ、チコにとって、あの日々は「スリルと冒険に満ちた日々」ではなく「二十面相と共にいた日々」だったからこそ輝いているんだろうなぁ。昔を懐かしんでいるというよりも、思春期の少女として二十面相をどんどん好きになっているのかも。
 トメさんはやっぱりブレーキ役。チコの類い希な能力を知っていると活躍して欲しいなぁと思うけど、でもいいとこのお嬢さんなんだから普通に幸せになる方がいいのかもなぁ。この時代にチコの能力を生かせる職業があるとも思えないし。まぁ世界観的には忍者くらいいそうだけど(爆)。
 そして新しい敵が登場。軽量スピードタイプ、そのうえ頑丈そうだからチコにとってはかなりやりにくい相手かも。ただ考える力はチコの方が上そうだから頭脳戦なら。
 まさに昔の少女漫画っぽい漫画が出てきたけど、かなり凝ってたなー。外国語(フランス語?)の歌や時代考証等、作画だけじゃなくあらゆる部分で滅茶苦茶気合い入れてるのが本当に不思議だ。