図書館戦争 第11話「死闘!茨城県展警備」

 作品を巡って戦端が開かれる――。
 リアルに描こうとしているように見えて、出血がないとかかなりマイルド調整されている感じだなぁ。「笠原の青春」というメインテーマに話を絞っているから、結局のところ軍事関係は味付けなのかも。ただかなり頑張っている感じはするかな。発砲音や弾丸の光跡のリアルさとか、着弾した対象によって表現を変えていたりとか。
 最後のあれは……お涙頂戴的な展開になっちゃうのかなー、ベタはベタでいいから、次回の演出次第かな。
 それにしても、笠原の母親とか、今回のおばさんとか見るに、この作品は女性というか母性みたいなものを敵視しているのかな。笠原は男っぽいし、柴崎も女性としての面を武器にしないし。女性向けの作風でありながら女性を否定する、ということは、「仕事に一生懸命」な女性が男性化していて、そういう視聴者が共感できる設定になっているのかも。