狼と香辛料 第13話「狼と新たな旅立ち」(終)

 ロレンスが貶められたことで怒りに震えるホロ、だがロレンスは別の願いを口にする――。


 最終回!
 いいアニメだったなぁ……西洋ファンタジー風の世界観なのに魔法も騎士も現れない。商売という地味な要素が基本なのに実はラブコメという。
 まずロレンスとホロというキャラがとても秀逸。恋人でありパートナーであり、ちぐはぐなのに息はぴったり。この二人はここ最近の中でもトップクラスのカップル。
 商売が世界観の中心というのも面白かった。普通のファンタジーであれば「暴力こそ正義」で力業でなんとかなるものだけど、ロレンスが商売でやっていく以上ルールを守らなければならないという。しかもホロは「暴力」そのもの。ある意味、他作品に対するアンチテーゼなのかも。
 残念なのは、最終回も含めて作画良くない……と思ったら相変わらず狼だけ気合い入ってるし、しかも最後5分は滅茶苦茶いいし! とゆーか最後5分の作画で全編やってほしかったなー。
 まぁ原作まだ続いてるだろうし第2期を是非。その時はもちっとクオリティアップを希望。