ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス- 第22話「襲来-審判の時-」

 明かされるローラの正体、彼女に対する所長の思いは――。
 ドラゴンに対する接し方がこの作品のテーマなのに、その部分が薄っぺらいのがとてももったいない。
 この作品におけるドラゴンって、ガンスリにおける義体のような存在だと思うんだよなぁ。自分が望む姿をドラゴンに投影し、ドラゴンはそれに応え姿を変える。その関係は作られた物であり、その上に乗せられた自分の気持ちが本当のものなのか分からない……。
 その点においてもう少しつっこんで欲しいのに、特に元ISDAの隊員達は全然悩まないんだもんなぁ。それに人間側だけじゃなくドラゴンにも悩んで欲しいのに、ちょっと達観してるというか、ドラゴンがそう作られてるのだとすると、全部演技というかプログラムされたもののように見えて……掘り下げればかなり面白くなりそうなのにもったいない。その辺消化できずに話作り始めちゃったのかも。