奏光のストレイン 第13話「ラスト・ワルツ」(終)

　分からずやのお兄さんとの戦い、決着。

　最終回です。
　なんか話が古くさかったり、作画が結構特徴的だったり、伏線消化してないところが多かったり（セーラのストレインの出自は？とかメルチセデックは結局何者？とかとか）、色々と不満はあったんだが……いや、きっと不満があるからこそなんだが、かなり好きな作品になってしまった（爆）。
　どこがいいのか、と聞かれるとちょっと難しいが……でも確実に言えるのは、セーラとロッティのコンビが心地いい、ってところかなぁ。人がばたばた死ぬし、人間ドラマがかなり古く感じたりするんだが、それでもこの二人の関係は良かったなぁと思ったり。
　つか何この痴話ゲンカ（爆）。ロッティが料理作ってあげたり背中あわせで喧嘩したり……。だが、セーラが亜光速戦闘に入った段階で二人の年齢はどんどん離れていってしまう、二人が再会するとき、ロッティはお姉さんに――ってあんま変わってねー！（爆）　つか距離を考えるとロッティ達も亜光速飛行しなきゃいけないから結局相対速度に変化がなかったってことなんかな。
　その亜光速によるウラシマ効果や、それを逆手に取ったエミリィの設定は結構新鮮だった。最近こういうギミックを使うアニメ少ないからなぁ。
　あとはお兄さんまわり……最初は兄妹ラブラブ話だと思ってたんでもったいないなぁと思ったんだけど、でも結局ロッティとくっついたことでこの終わり方も悪くないなぁと思ったり。
　そうなんだよなぁ、1クール13話で話がめぐるましく容赦なく展開するテンポの良さ、戦闘シーンの格好良さ、SF設定、あとロッティ（爆）がこの作品の良さかなと。
　話的にはまだまだ色々と作る余地があると思うんでぜひ続編を！　セーラとロッティの活躍をぜひ！