アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2005

 高専ロボコン2005。
 今年は別レーンでの障害物競走。いつもは邪魔しあいみたいな形になるけど今回は純粋な駆けっこ、しかも様々な障害物があるから形状がどれも独特と、かなりいいルールだったなぁと。1回ずつリカバリーができるのもよし。
 そういう試合としての面白さもあるけど、今回の障害物競走っていうのは、極限作業ロボットのシミュレーションってのもあるのかも。災害時、瓦礫の中を進んでいくロボットっていうのはああいうものだと思うんで、そういった問題に対して奇抜なアイデアを出しそれを形にする、そういう技術力を養うための場ってことかも。
 それにしても、やっぱり最後は体力勝負なんだろうなぁと。連続試合は様々なパーツに負荷が掛かるし、レギュレーションの関係がある*1から強度も上げられない。熱による暴走もあるし、何より放送機材に囲まれているってことで電磁波の影響が大きいのも。操縦者がコントローラーを近づけていたのもその辺が関係してるのかもなぁ。
 そういう面の影響が大きすぎるのは試合としてどうかっていうのもあるけど、最終目的が極限作業ロボットなら、外的要因に対しての対処方法とか、そういうものに対する意識も大事ってことなのかな、ってそこまでは考えてないか(爆)。
 何はともあれ、今回のロボコンは試合としてもかなり見応えがあったんで、これからも今回みたいにうまくルールを作ってくれるとうれしいなぁ。

*1:手動ロボットは20Kg以下、自動ロボットは7kg以下。