はてなという変な会社

 ITmediaから見たはてなITmediaも結構変なとこだと思うけど(爆)、それ以上に変なとこなんだろうなぁ。


 会社としては変なんだろうけど、考えてることはしごくまっとうというか、ちょっと前に「インターネットが世の中をオープンにしていく」みたいに叫ばれた時に出てきた「SOHO中心の社会」の理想型みたいなのを体現してる会社なんだろうなぁ、と思う。こういうことを考えてる人は多いと思うんだけど、得てして「怠けてる」的見方をされて、また実際に実行に移せなかったりとかってあると思うんだけど、それを実現してるのがすごいなぁと。
 実際、わてもこういう方向にあるし。かぶろぐやちょお普通な日記でできるだけオープンにやっていってるつもりだし、無計画にあまかいとかカブカテキョとか始めたり(爆)。ただそれを、わてはたったひとりでコスト0でやることでしか実現できてないけど、はてなは会社として成り立ってるところがやっぱすごいと思う。


 ただ、ちょっと向いてる方向性は違うかなーと思ったり。はてなは規模拡大を目指してるけど、わては、読者は数千人、多くても1万人いればいいかなぁ、と。それに、かぶスタ=鏑矢正伝というのは強くこだわりたいし、わてが死んだらコンテンツは全部墓までもってきます(爆)。その辺はきっと、はてなはサービスを作っていて、わてはコンテンツを作っている、という違いなんだろうけど。


 インターネットに限らず、ずっと昔のパソコンが出始めた頃から、こういう「変な会社が成功した」っていう話は結構あって、それがいつのまにやら大企業になってつまらないものばかり作り始めた……そんなありがちな展開に陥らないことを祈ります。


 ちなみに取材は岡田有花嬢。先端研の記事がきっかけ? はてなTシャツって本当にみんな着てるんだ……。