巌窟王 第二十三幕 「エドモン・ダンテス」

 最後の戦い。
 単なる二人の戦いではなく、エデやアルベール、そしてバティスタンやベルッチオさえも巻き込んだ心と心の戦い。とてつもない緊張感。そこにあるのは、愛することと憎むことは相反しながら同一であるという真理。誰も、愛することを知らずして憎むことはできない……。
 その相反する心に苦しむ「エドモン・ダンテス」を救いたいからこそ「巌窟王」は意識すら食い尽くす。しかしそれでも、心を失った伯爵に対してさえも救いたいと心から願ったアルベールに、「エドモン・ダンテス」という自分を取り戻す。
 不死を失い、「エドモン・ダンテス」に戻ることで、フランツにもたらされた「死」が、心からの憎しみが、最期の望みが、人として当然のように現れる。そして……。


 第十八幕に比べるとやや物足りない感はあるけど、でもかなりいい回だった。
 ……ってゆーか、最終回じゃないよね(汗)。
 次回はなにやるんでしょ……。来週はアフターエピソードとかなら最高なんだけど、今日が最終回で、来週は総集編とかだと困る(泣)。*1


 そういえば、作中でも「巌窟王」ってのは日本語ってことなんですかねー。
 フランツが検索したときもローマ字で検索してたんで。

*1:アニメ誌とか買ってないんで情報ないです。