番組のテロップ

 カトゆー家断絶様より。ニュースやバラエティーでよく見るアレですね。
 これは難しいところがあって……夕方や夜の番組は、料理しながら見てる奥さんとかを対象にしてるとか。換気扇回して料理作ってたりすると音は聞き取れないから、テロップ見て楽しむってことで。
 この前書いたインターネットのインタラクティブ性の話にも関係するけど、オーディエンスには「アクティブなオーディエンス」と「パッシブなオーディエンス」がいて、アクティブなオーディエンスは積極的に視聴するしクオリティの高さを求めるけど、それに対してパッシブなオーディエンスはまぁやってるから観るかくらいなもんでながらで観れたりコストパフォーマンスを重視したりするわけです。
 テレビってのはそもそも無料なメディアで、しかも視聴率が指標だから、パッシブなオーディエンスが一番のお客さんなんです。そして、パッシブなオーディエンスにとって、ちゃんと聞き取らなくても話が追えるテロップってものは非常に便利なんです。が、これはアクティブなオーディエンスには邪魔で必要ないってわけで、ここに乖離が生まれるとゆー。
 ま、実際に作り手がそこまで考えてるかどうかは微妙だけど(爆)。慣例的にやってたり横並び主義だったりする面もあるかなー。ま、よーするにターゲッティングの問題って事で、流す側にしてみればターゲットに好評なら続けるだろうなーと。