かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜 第12話「やがて恋が始まる」(終)

 やす菜を選択したはずむ、やす菜に譲ることを決めたとまりは、最後のデートをする。傍目から見たら仲のいい女友達、そうでなければ、最高のカップル以外の何物でもないわけで……。
 そしてはずむはやす菜を抱きしめ、やす菜は世界を取り戻す……って、とまりとの別れのシーンに20分掛けてそのあとやす菜とくっつかれたらやす菜が可哀想だ(爆)。
 も少しやす菜を選択したことへの説得力が欲しいかも。はずむがやす菜に何を求めているのか、やす菜がはずむをまず必要としていること、その気持ちや関係と「愛」との違い、そういう所まで掘り下げて欲しかったなーと思ったり。


 とか書いてから最後見たんでビックリだ(爆)。
 この結論を踏まえれば、相手に依存すること、相手を必要とすること、それらも含めて「愛」だけど、でもそれと「恋」に近い「愛」は違う、ってことなのかもしんない。宇宙仁が言った通りに複雑ですよってことで。
 フって別れても終わりじゃない、人同士、関係が続く以上、気持ちがや関係が変わることもある、その中で選択していくこと、そして愛することを止めないことが大事――。
 かしましも今回が最終回。そのテーマのために「やす菜を小道具として使った」感は否めないが、でも心情の機微をうまく描き出した点で良い作品だったです。とまり派の自分としては結果にも満足っていうのもあるが(爆)。*1

*1:以下超余談。どうしてもこれがあかほりさとる作品に思えない(爆)、いやあり得るとは思うんだけど、でも黒田洋介作品と言った方がしっくり来るんだよなぁ。話やキャラクターの作り方、「宇宙」のギミックの使い方、それにやす菜の病が「ゆめりあ」の未来の状態に似ているんで……まぁ余談。

IGPX 第23話「運命」

 プレーオフ1戦目、「皇帝」ヴェルシュタイン戦。
 重要なレースシーンなのになぜか伏線回収(汗)。
 そしてなぜか騎馬戦(爆)。
 最後までこの引っ張りかただったなぁ……。

IGPX 第24話「勝利の行方」(終)

 ヴェルシュタイン戦、決着!
 レースシーンはかなり気合い入ってた。舞う水滴、コースをうまく構図に含めるカメラワーク、何よりヴェルシュタインの機体が格好いい(爆)。普通に考えたらヴェルシュタイン機の方が主役機っぽいんだが。あのデザインはいいなぁ……。
 そして決勝戦、ホワイトスノー戦へ。って、25話と26話はDVDにてて(泣)。フジ商法がここにも……。


 とりあえずテレビ放映版は今回が最終回。
 クオリティは高かったのに、「次が観たい」と感じさせない内容だったなぁ。
 レースシーンを中央でぶった切る話の作り方をするんだったら、まず全チームの各キャラをもう少し魅力的にして欲しかった……別に「普通」っぽいのはいいんだけど、それでもその上で「このチームとのレースが観てぇ!」と感じさせる魅力、強さみたいなのが欲しかったなぁと。
 あとレースにもう少し戦略が欲しかったかも。格闘とレースの組み合わせが「観てて格好いい」以上のものになってないというか。まぁ想定している視聴者層が男性サラリーマンっぽい感じだから「チャンネル回してそのまま観てもらう」ことが目的ならそれは必要ないか。でもそういう視聴者はDVD買わないと思うぞ(爆)。
 面白い試みで、クオリティがかなり高かったんでもったいないですなぁ。ターゲットが同じであろう蟲師との違いはなんだろう、蟲師の方が一話完結で焦点が絞り込めていたのが大きかったのかも。