かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜 第12話「やがて恋が始まる」(終)

 やす菜を選択したはずむ、やす菜に譲ることを決めたとまりは、最後のデートをする。傍目から見たら仲のいい女友達、そうでなければ、最高のカップル以外の何物でもないわけで……。
 そしてはずむはやす菜を抱きしめ、やす菜は世界を取り戻す……って、とまりとの別れのシーンに20分掛けてそのあとやす菜とくっつかれたらやす菜が可哀想だ(爆)。
 も少しやす菜を選択したことへの説得力が欲しいかも。はずむがやす菜に何を求めているのか、やす菜がはずむをまず必要としていること、その気持ちや関係と「愛」との違い、そういう所まで掘り下げて欲しかったなーと思ったり。


 とか書いてから最後見たんでビックリだ(爆)。
 この結論を踏まえれば、相手に依存すること、相手を必要とすること、それらも含めて「愛」だけど、でもそれと「恋」に近い「愛」は違う、ってことなのかもしんない。宇宙仁が言った通りに複雑ですよってことで。
 フって別れても終わりじゃない、人同士、関係が続く以上、気持ちがや関係が変わることもある、その中で選択していくこと、そして愛することを止めないことが大事――。
 かしましも今回が最終回。そのテーマのために「やす菜を小道具として使った」感は否めないが、でも心情の機微をうまく描き出した点で良い作品だったです。とまり派の自分としては結果にも満足っていうのもあるが(爆)。*1

*1:以下超余談。どうしてもこれがあかほりさとる作品に思えない(爆)、いやあり得るとは思うんだけど、でも黒田洋介作品と言った方がしっくり来るんだよなぁ。話やキャラクターの作り方、「宇宙」のギミックの使い方、それにやす菜の病が「ゆめりあ」の未来の状態に似ているんで……まぁ余談。