氷菓 第17話「クドリャフカの順番」

  • ラジオで熱弁する千反田ちゃん。これは宣伝効果たけぇ。
  • その弁論を批判する入須先輩。でもこれって、入須先輩が「甘えられない」から嫉妬してるようにも思える。コントロールできないけど素で持っている「人を引きつける魅力」が千反田ちゃんにはありそう。
  • なんと作戦がきっちりはまって売れまくる部誌。まさかここまでうまくいくとは。
  • そしてなんと古典部でも事件が! って燃やすのはやりすぎだ!
  • ところが実は、すべては折木君の画策だった――。折木君黒い。折木君もこういうのは苦手そうなんだけど、でもそれなりにやれる才能があるんだろうなぁ。でも詰めが甘そうで怖い。その辺はお姉さんに勝てなさそう。
  • そこまでやる折木君に嫉妬する里志。確かにここまで全部継なげるのはすごい。
  • さらに生徒会長と田名辺君、摩耶花とナコルル先輩と、才能への嫉妬の話が。このへんかなりいい……それぞれの苦悩が見て取れて素晴らしい。
  • ただ思うんだけど、才能がある人間ほど「期待」する気がする。能力があると、返って自分の分を知ることになって、勇気を持って確率に身を委ねたり、自分ができないことを他人に任せたりする、という印象が。
  • というわけでこれで学園祭編は完結。最後はわりとあっさり目だったけど、でも最終的に部誌を完売させた展開や、才能に対する嫉妬という主軸で話をまとめた展開のうまさはすごいわ。