夏色キセキ 第12話「終わらないナツヤスミ」(終)

  • 最終回。
  • 最終回にループものかい! 優香が転ぶのをここで活かしてくるとは。そしてちょっとばかりホラー。
  • そして最後まで百合。手を握り合って朝チュンとか素晴らしい。
  • というわけで全編通して百合ん百合んでした! 夏海と紗季、優香と凛子というカップリング固定でのいちゃいちゃっぷりがすごかった。
  • 第1話観たときに「百合作品になればいいなぁ」とは言ったけど、あれは半分ネタで言ったのに、まさか第2話からべったべたにやってくるとはなぁ。第2話で夏海と紗季がくっつき、第4話で優香と凛子が入れ替わり、そのあとはもうずっと百合。このブレなさはすごかった。
  • このカップリングもすごくいいんだよなぁ。夏海と紗季はお互い似た者同士でツンデレ同士、だからこそお互いの気持ちが分かり合えるし、優香と凛子はというと、甘えん坊の優香とその面倒を見る凛子、でもマイペースな凛子は優香が一緒にいるからこそやっていけるという関係。このキャラ相性の良さは良くできてるわ。
  • 本作はそれだけじゃなくて、毎回御石様によるビックリドッキリ展開が滅茶苦茶笑えた!
  • ここがなんか、すごく脚本がんばってた感じなんだよなぁ。御石様のおちゃめは、ネタそのものはとてもありがちなんだけど、そのありがちネタで他作品では「そこどうなってるの」とツッコミ入れられるとこを、逆にメタネタとして具体的に描いていじってるとこがすごかった。
  • たとえば第9話では紗季が透明になるけど、透明になってお風呂入ったりごはん食べたらどうなるかをちゃんと描いていて、それをギャグ展開としていじってるのがすごい。普通こういうのって避けて表現すると思うのに。
  • しかもそれを百合に利用してる! この透明人間話だと終始裸だわそこをぺたぺたと触るわ、第2話での入れ替わりでは着替えシーンがあるわ、第6話での夏海分裂では自分同士の百合があるわ、このあたりの見せ方斬新で素晴らしかった。
  • 全体的に絵作りは怪しかったし、途中作画もギリだったけど、でもそういうB級らしさも含めてすごく好き。クオリティ度外視して「好き度」で言ったら今クール一番好きな作品だわ。