たまゆら〜hitotose〜 第10話「明日のわたしはどんなわたし、なので」

 将来の夢が見つからないかおる、その不安な姿にのりえ達は――。
 誰にでもある不安。
 他の3人と違ってやりたいことが見つからないかおたん。4人の中ではかおるが一番しっかりしてそうに見えるけど、それが逆に考えすぎちゃうのかもしれない。
 そんなかおたんを心配する3人。この継ながりは心地よくていいわぁ。「環境が変わっていっても、人と人との継ながりは失われない」っていうのは本作のテーマで、それぞれが自分の夢を叶えるために進んでいっても、その結びつきは失われないよという。
 かおるが羨望する3人も、けっしてただ夢に突き進んでいるだけじゃないという。こういうことが語れる友人ってほんといいわ。特にのりえとは幼馴染みということもあって、色々と分かり合えている仲なのかも。でものりえはこーたんラブで、しかも麻音ちゃんの方がなんか仲がいい(爆)。この面子でもう少しどす黒い話もちょっと見てみたい。
 3人に触発されて、かおるが決めたやりたいこと――これが最終回に向けての話になるのかな。こういうちゃんとした盛り上がりどころを持ってくるあたり、本作はしっかりしてるなぁと。地味目なのにちゃんとエンターテイメントしてるとこがいいわ。