たまゆら〜hitotose〜 第8話「かわらない人かわりゆく時、なので」

 ほぼろの店に住み始めた志保美さんはその店主と楓を連れて、呉の店へ赴くことに――。
 あこがれのひと。
 楓が尊敬していた写真家、志保美さん。楓にとって、自信を持つことができて、友達との交流の足がかりにもなって、そんな写真という存在を教えてくれた志保美さんはとても大きな存在ぽい。
 ところがその志保美さんも悩んでいて……。このあたりの等身大さ、リアルさはいいなぁ。前回の、フラれて号泣してる娘がいたりとか、そういうのの意外なきつさは本作のいいところと思う。
 きっかけを見つけるため、ちもさんと一緒にカサブランカへと行く事に。なにこのトンデモ料理(爆)。でもそうやって挑戦していくことが大事なわけで、常に変わり続けるカサブランカをほぼろが追いかけ、それに刺激を受けて志保美さんが変わり、そしてそれを追って楓が、そしてこまちも――と、続いていってるのがいい感じだ。
 このタイミングで変化を肯定する話を持ってくるのは面白いなぁ、前回は町で代々受け継いできた、「変わらないこと」の象徴たる祭りを取り上げたわけで、その次の回でこういう話を持ってくるあたり、バランスいいなぁと。この辺も妙なリアルさと根っこは同じそう。