2010年テレビアニメ私的ベスト10
毎年恒例、アニメ私的ベスト10です。
これまでのベスト10他へのリンクはこちら。
選考基準は以下の通り。
- 「今年最終回を迎えたテレビアニメの中で実際に見ていたもの」から選んでいます。来年まで続く作品(「ハートキャッチプリキュア」等)や最初の数回だけ見て切った作品(日曜朝のテレ東枠とか)は含まれていません。
- テレビでレギュラー放送されたものから選んでいます。映画やDVD、ネットのみのアニメは含まれていません。また1回きりの特番も含まれていません。
- 感想切ったけどちゃんと最終回まで見た作品も含まれています。Twitter見れば分かると思うけど早朝のアニメはほぼすべてリアルタイムで見てますし、ニチアサもだいぶカバーしてますので。
- テレビ局は関東VHF+tvk+TOKYO MX+チバテレビ+BSデジタル。ほとんどのアニメをカバーできていると思います。見られないのはWOWOWスクランブル放送やAT-Xのみで放送された作品くらいです。
- 自分男なので、やっぱりどうしても男性向け作品が多めになります。
- アニメオリジナル作品(原作のない作品)を高く評価する傾向にあります。
- ストーリーが良かったものを高く評価する傾向にあります。
- 最終回が良かったものを高く評価する傾向にあります。
- まぁ「私的」ですので怒らないで(爆)。
では第10位から。
- 10位 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
- 遠い未来、文化が混ぜ合わさり退廃への道を進みながらも牧歌的という独特な世界観・空気感がとても好き。あと最終回の展開がツボ過ぎた。最終回だけ何回も見直してる。
- 9位 世紀末オカルト学院
- 超展開っぷりが凄まじかった作品。なんかもういろいろとぶっ飛んでいながら、絵作り良くてよく動くし、基本的にはシリアスな話だし、最後とってもいい形でまとめてくれたし、とても印象に残った作品でした。
- 8位 おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜
- 野球アニメとはかくあるべし、という作品だと思う。高校野球を真正面から描く原作を、これまた真正面から動画に起こした作品。アニメが苦手とするロングの絵を多用し、スローモーションを使わず巧みなカメラワークでまるでグラウンドに立っているかのような臨場感を味あわせてくれた。第3期もこのクオリティだといいなぁ……。
- 7位 とある科学の超電磁砲
- ひたすらに楽しく爽快感のあった作品。美琴、黒子、初春、佐天さんの4人による楽しい日常とハードなバトル、そしてそれを支える素晴らしい作画! 素晴らしいエンターテイメント作品でした。
- 6位 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST
- アニメ版として作り直しになりながらも、話は原作に忠実、作画や演出面で凄まじくがんばっていた作品。個人的には、原作の方はあんまり好きじゃない(汗)んだけど、アニメ版は見せ方がいいのかとっても楽しめた。特に終盤のバトルは凄まじくて、第62話の最後の展開は神。
- 5位 WORKING!!
- 大好きな原作を最高の形でまとめあげてくれた作品。というか、これってアニメ化だけを考えたら、伊波ちゃんをメインヒロインにしないと思うんだ(爆)。でも原作通り小鳥遊君と伊波ちゃんのカップリングを中心に据えて、さらに素晴らしい作画と絵作りでぶん殴らせまくってくれてありがとう!!!
- 4位 Angel Beats!
- 最終回はやっぱり許せない(汗)。でも全編通してみたらやっぱりアニメとしてはかなり特殊で外せない作品だと思う。一般的なアニメとは違う間の取り方やキャラクター設定、あと効果音(爆)。なにより素直に感動した。今年一番感動した作品でした。
- 3位 侵略!イカ娘
- 2位 あにゃまる探偵 キルミンずぅ
- 1年間本当に愛してきた作品でした。リコ、リム、カノンちゃん達各キャラが魅力的でなによりかわいかったし、1年間掛けて様々な伏線を蒔きつつちゃんと回収したストーリーも素晴らしかった。それに、得てして説教くさくなりそうなテーマなのにまったくそういう部分を感じさせない話作りだったし、キルミンというギミックもとてもうまく活用していた。ほんと良くできた作品だったわ……。
- 1位 けいおん!!
- 最高の作品、というより最強の作品(爆)。原作ファンとしてこれだけ完璧に作られたらもうぐぅの音も出ませんが、でもあの原作でこのクオリティはずるい気もする(爆)。とにかく空気感が素晴らしかった、なぜそこまで、ただの日常を、とてつもない説得力をもって見せることができるのか、そしてなぜ、ただの日常がこれほどまでに魅力的に見せられるのか。すごいのひとこと。
- 0位 侍戦隊シンケンジャー
- ごめん、特撮は含まないんだけど、どーしても入れたくて。というほどに神。完璧な作品。一生忘れない。
0位入れたのは、正直な話、今年はなんか「これは!」というのがなかったという感じだったので(汗)。ここ数年の1位は、その年を代表するアニメオリジナル作品にしてたんだけど……。さすがにキルミン1位ってほどでもないし(爆)。
逆に言うと、今年は漫画のアニメ化作品が豊作だった。けいおん!!、イカ娘、WORKING!!、おお振り、ハガレン……漫画原作を最高のクオリティでアニメ化、というパターンが多かったなぁと。作画や絵作り面が安定してたり、演出とか構成とかが漫画版に沿いつつもエンターテイメント性があったりと、なんかアニメ業界全体でクオリティの底上げがあったような感じがするなー。全体の本数が減ったことが良い方向に影響したのかな。
ラノベ原作は……増減あまりしてない感じかな。大当たりがなかったからあまり印象に残ってないかも。デュラララ!!くらいかな。灼眼のシャナやゼロの使い魔またアニメ化して欲しい……。
エロゲ原作・ギャルゲ原作はだいぶ減ったけど、その中でもアマガミSSとヨスガノソラという、ヒロイン別に話を分けるという特殊な構成の作品が登場。ルート分岐をどうするのか、ヒロインを一人に決めることで視聴者から批判されないか、という点を回避するための策……なんだろうけど、その分それぞれの話が薄くなっちゃうような気がする。少なくとも共通ルートはちゃんとやるとかした方がいいかも。
あとは、全体的にエロさがすごく増した(爆)。そろそろ光規制は限界があるような気がするなーとも思うし、さすがにヨスガノソラとパンストはちょっとやりすぎ感が。地デジが普及したらU局が普通に視聴できるわけで、MXだからといった免罪符はなくなるんじゃないかなぁと。ただアニメ以外だとV局の深夜枠とか結構緩くなってるし、漫画等の他のメディアとの兼ね合いもあるし、うまく緩くすることもできそうな気も。
最後にまとめ。
やっぱり今年は、去年までと比べるとちょっとなんか物足りなかった。
前述したけど、アニメオリジナル作品が少なくて、やっぱり原作あるとストーリーは分かっちゃってるわけで、その分ドキワクが少ないわけで。
ただ、好きな原作を最高のクオリティでアニメ化してくれる、そういう夢が次々と叶ってくれたのはとてもうれしかった。それはもう。そういう意味では今年は安定の年だったのかもしれない。
来年もあの漫画をアニメ化してーと願いつつ、とっても驚かされるオリジナル作品が現れることも期待しつつ、このままずっとアニメを見続けていきましょう。