世紀末オカルト学院 第13話「マヤの文明」(終)

 世界が救われたと思い、未来へと帰ろうとする文明。彼にマヤは小さい頃の文明を会わせようとするのだが、そえが――。


 最終回。
 なんと理想の終わり方……! ちゃんとマヤと文明がくっついたし、最後めっさ盛り上がったし、なんかもうこれ以上ない終わり方だった。
 本作は、まず第1話にやられた。あまりに突飛な設定、魅力的なキャラ、良く動くアクションシーンにベタ惚れした。というか父親やクラスメイトがあんな風にモンスター化して襲ってくるアニメなんてそうそうねぇ!
 ところが第2話以降はなんかえらい地味に(汗)。第1話はなんだったんだー、と。だがこずえやJKといった素晴らしいボケキャラによる笑える話が下支えになり、毎回少しずつマヤと文明の思い残しを解消していく展開に。本当の自分を取り戻す展開は分かりやすく、次が気になるいい展開だった。
 終盤に超展開(爆)、そして今回の最終回へ! マヤは父親へのわだかまりを捨て去り、文明は自信を取り戻してそして……。最後の文明は格好良かった! 消えた方の文明がちょっとかわいそうかなという気がしないでもないが、まぁ本人だし気にしない(爆)。大きくなったマヤと文明は見てみたかったかなー。
 全般的に展開が凄まじかったけど、自分的には説明不足とは感じてなくて、逆に説明過多じゃなかったから綺麗に終われたのかなと思ったり。それに、宇宙人が実際に襲来してくるシーンや、最後の表札とか、見せて欲しい部分はちゃんと見せてくれたのも良かった。そのおかげで「なんでもあり」の世界観がしっかり固定されたかなと。
 というわけで本当に面白い作品だった! ここまで突拍子もなく、かつしっかりまとめ上げた作品はそうとうない。