夢色パティシエール 第28話「イチゴとなつめと王子さま」

 久々に家に帰ってきたいちご、ところが妹のなつめが――。
 姉妹。
 いちごにとってコンプレックスの元であり、パティシエールになる一因でもあったなつめ。その関係を見つめ直す重要な回。
 いつの間にか大きく成長していたいちご。いちごは「自分はできない」という思いこみから慌てちゃうからうまくいかないわけで、繰り返し練習して手順をしっかり身に付ければ冷静に手際よくできるのかも。
 ただそれだけじゃなく、いちごは「誰かのために何かをする」という気持ちが強くて、それを元にイメージを膨らませる事ができて、加えて味覚も確か、という点がパティシエールに向いていたのかも。それ以外のお稽古事がうまくいかなかったのはその辺も原因かな。
 同じようになつめはピアノが合っているであろう、というわけでなつめを励ますいちご。苦労することなく成長してきたなつめに対して、色々なものに挫折して、今のパティシエールにも努力の上で、ということがなつめへの説得力になっているのかも。
 そんな所へ突然やってくる樫野達(汗)。正直樫野達いらないかなーという気がしないでもないけど、いちごを焚き付けることはできたかな。
 今回もクオリティ高いなぁ、卵黄が流れていく所とか綺麗だったわー。料理や食材を美味しく描けていていい感じだわ。