11eyes 第12話「闇夜の暁」(終)

 自ら命を絶とうとする駆は、かつて在ったゆかと姉との想い出を振り返る――。


 最終回。
 ぎりっぎり、無理矢理まとめあげたっていう感じの終わり方だなー。
 始まって数回はいい感じだった。少なくとも各ヒロインはかわいいし、バトルものとしての緊張感もあった。
 ところが各種異能が昼の側でも有効で、美鈴を始めとして元々皆能力者で、となってくるとものすごい勢いで矛盾が生じてきて違和感バリバリ。
 その違和感を払拭できるだけのバトルがあればいいんだけど、途中からはそれもおざなり。戦闘シーンの作画はあまり良くないし、能力のギミックが使いこなせていないし、組み立ても面白くない。
 じゃあ恋愛関係はというとゆかはあっという間にヤンデレ化、美鈴は結局のところアピールすることなく不戦敗、お姉さんに期待してたら本物じゃないときた。
 もうこの上で何を期待すればいいのかと……せめてバトルか恋愛話のどちらかでもしっかり作ってくれたらそれなりに良くなったかもしれないだけに残念。やはりそれなりのボリュームを持つエロゲ原作を1クールのアニメにまとめるのは無理があるのかもしれない。