大正野球娘。 第12話「土と埃にまみれます」(終)

 朝香中との最初で最後の試合、打たれ始める晶子、逆転される櫻花會、はたして小梅達は勝つことができるのか――。


 最終回。
 いやー、すごくいい作品でした!
 まずヒロイン達がかわいくて格好良かった! どのヒロインも特徴的でとってもかわいく、しかも野球をしている姿が非常に格好いい! タマちゃんかわいいよタマちゃん。
 ストーリーも非常に良かった。9人というキャラクターを生かしたシンクロぼけやドリフっぽいコントでとても笑わせてもらったし、毎回ちゃんと盛り上がる構成もうまかった。大正という設定をちゃんと生かした上で、しかも野球もしっかり描いていた。
 作画と絵作りも良かった! 小梅達ヒロインがとてもかわいく描けていて、それだけじゃなく野球のシーンではフォームも綺麗で、さらに大正の雰囲気をそのまま伝える空気感!
 ちょっと残念だったのが、男共が全然格好良くない(爆)のに加えて、百合分が足りなかったこと。個人的には男共は完全に敵役にしちゃって百合ん百合んな展開にして欲しかったなーと。晶子→小梅←巴←鏡子とかそういう感じもちょっとあったんだけどねー。
 でもそんなの些細なこと。全体で見てとてもいい出来でした。
 なにしろこの最終回の試合が良かった! 雪のダイビングキャッチに巴のホームラン、雪→環の連携プレーに小梅のブロック! 本作の凄いところは、野球物としても完璧な出来という点。それでいて萌えるのだから最強すぎです。