ONE OUTS 第16話「トリックスタジアム」

 ブルーマーズとの戦いを控え研究を重ねる渡久地は、その堅実な野球からしたたかさを見抜く――。
 まったり下準備。
 みんなと混じって、バーで渡久地がだべってるシーンがなんかシュールだ。やっぱり渡久地はよくわからん……。
 渡久地は不思議なキャラだ。強欲そうに見えて奔放ではなく、傲慢そうでいて見下さない。今回の飲みでも「馬鹿ばっかりだ」というそぶりは決して見せないんだもんなぁ。勝負を渇望しながら、そこにギャンブル性を見いださず、出目をコントロールするため緻密な作戦を立て十二分に下準備を重ね実行する。
 もちろん、それを実行できる精密機械の肉体とけして動揺しない鉄の心を持つからこそなんだが、いや、そこにも際限のないストイックさを感じさせる。もしかしたら、風貌や、時に乱暴な言葉遣いからは似ても似つかない超真面目人間なのかもしれない。そう考えると萌える(爆)。