コードギアス 反逆のルルーシュR2 第21話「ラグナレクの接続」

 計画を発動させようとする皇帝、対峙するルルーシュ、二人の前に現れたのは――。
 前半はここまでの解説中心。これまでの謎がだいぶ解決したけど、その分やや冗長。
 対して後半は怒濤の展開! すべての存在にギアスて無茶苦茶だー! 
 空々しい両親に比べて人間味溢れるルルーシュがいい感じだ。結局はナナリーを基準にして物事を決めるあたりルルーシュらしい。欲望に生きるのがルルーシュだ。
 やっぱり母親は大ボスになっちゃったなぁ。理想的な未来が見えたことで、それ以外の選択肢、つまり希望が失われてしまったから両親とも壊れちゃったのかも。計画の遂行こそが二人の拠り所だったのかな。
 ナナリーって、ルルーシュと一緒にいた時と離れた時を考えれば、一緒にいた間の方が幸せだったように見えた。ナナリーは、ルルーシュが嘘をついていることを知っていて、でもその上でルルーシュの優しさに包まれていたわけで、それを良しとすることこそが、嘘をつく人間というものを肯定することになるのかも。
 そして決着――って展開早!
 この容赦なさがいい感じだ。他作品*1だとルルーシュは世界を救った善人でめでたしめでたしになるのに、さらなる暴力で自分が望む平和を手に入れようとするところがこの作品らしい。でもギアスもまた同じ神の力、両親達と同じ道を歩むのか。シュナイゼルとの戦いがどう決着するのか見物だ。
 まぁそれよりも、この一ヶ月間に記憶の戻ったC.C.とどれだけいちゃいちゃしていたかの方が気になるが(爆)。