ほとはー外伝3 P.83

ほとはー外伝3 P.83
■コツネア
 魔族。
 ヒトの姿、額には二本の角、背には鐵の十翼。
 魂喰い。精神や心を食べる事で自らの糧とする――といってもヒトの魂は軽すぎるため食べる事は滅多になく、魔族の魂を喰うことが多い。木々や大地に宿る精霊を採ったり、さらに人工知能といった電子データさらも喰えてしまうという悪食さ。
 能力もこれに関係しており、無生物に魂を与えて一時的に魔物として行動させることができる。同時に数百の魔物を作り命令し、彼の地での戦争に参加したことも。また、生命力を喚起させることで生物の治癒を行うことができ、魔族の能力としては希有であるため重宝されている。
 サナツカと同じくフーディンの血を受け継いでおり、黒い羽を生やしている。羽は鋼のように硬く、時には刃に、時には矢に、時には盾となり、当然飛行に用いることもできる。柔らかくもなり、普段は体に巻いて服がわりにしている。また能力の発動にも用い、無生物に突き刺すことで魔を植え付ける。
 年齢は魔族としては若い方で、百歳を超えていない。二人の娘がおり溺愛している。上の娘はヒトとの混血。下の娘も魔族としては特殊な能力を持つ。現在二人の娘はその特殊性ゆえあまりいい境遇になく、母はそのために奔走している。

 その「上の娘」は別作品での主人公。いつの日かお目に掛かることでしょう。
 デザインは「羽をまとっている」というコンセプトで。水銀燈に似ないよう極力注意したけどどう感じるか……。角と髪がハクオロに似ているというのは気にしすぎか(爆)。
 少し憂いているような表情がポイント。わてのキャラの中では目が小さい方で、その表情や等身、雰囲気から少し大人びた感じを受けてもらえればいいかなと。将太母といい、わてはこういう「かわいいおばはん」を描くのが好きなのかもしれん……。
 あ、ちなみにすべての羽を広げれば全裸ですから。