膠着状態

 総選挙はてなが現在膠着状態。
 膠着状態に陥った理由は、次の4つの上限によるもの。

  • 株数の上限
    • 1政党あたり10000株しか発行されていないため、ほとんどの政党がすでに売り切れ。これからは1株1ポイントより高い株を購入しなければならない。
  • 1株あたりのポイント数の上限
    • はてなアイデアは1株最大5ポイントまでの値段しか付けられないため、5ポイントに達している党の株を買ってもこれ以上値上がりしない。
  • 配当の上限
  • 所持ポイントの上限

 以上の上限に対する改善案。

  • 新規に株を発行する
    • 1株1ポイントでは売れないだろうから、現在の価格で販売……すると、配当も変えないと元本割れするため意味なし。
  • 1株あたりのポイントの上限を上げる
    • 投機目的の取引は増えるけど逆に配当が元本割れしてしまうため終了直前に売られまくられるためこれ単独では意味なし。
  • 株の分割
    • 1株5ポイントを5株1ポイントにする。1株あたりのポイント数の上限をクリアでき、再び取引できるようになる。ただし「1政党の発行株数上限10000」「1人あたりの1政党の持ち株数上限1000」を変更する必要あり。そもそも発行株数が増えると配当時のポイント数が減るためこれも終了直前に売られてしまう。
  • 新政党の登場
    • 自民党が分裂して新党が作られた場合、現在の自民党株及び無所属株が流れ、流動化すると思われる。最も健全な流れだが、これも全株購入されて1株5ポイントになると同じ状態に……。
  • 配当を増額
    • たとえば、配当を100万ポイントにした場合、過半数を取った政党は1株あたり50ポイントとなるため配当のメリットが出てくる。ただし、そうなるとホールド確定になってしまうためさらに売買が進まなくなる。
  • 配当を親の総取りにする
    • 「総額10万ポイント」を、議席数で分け合うのではなく、与党を取った政党にのみ分配する。与党が取れないと紙くずになってしまうため取引が活発になり、過半数が取れれば1株10ポイント得られる。しかし、投機目的で人気の低い党を買った人から不満が出ると思われる。また、完全に人気投票になり、支持政党とは全く関係なくなってしまう。
  • 配当と発行株数を無関係にする
    • 発行株数を増やすと配当が減ってしまうため、発行株数に限らず「議席数*持ち株数*0.01ポイント」といった発行株数に寄らない配当にする。他と組み合わせないと無意味。
  • 配当時にその時点での株価で払い戻しする
    • 元本割れはしない?で書いたように、選挙後に、購入した株がどうなるかがはっきりしてない。もし、払い戻しされることが確定すれば、高額の取引も活発になる。ただしその場合、早い者勝ち度が高くなるため、ユーザー間の環境差が大きくなってしまう。
  • ポイントの臨時ボーナス支給
    • 全員に1000ポイント追加して、ポイントがないひとも参加できるようにする。ただ現状のままだと人気の低い党しか買えないので単独では意味なし。

 というわけで、実際にはいくつかを組み合わせることになるのかな。でも参加人数がかなり多そうだから、不公平感があるものは難しいかも……新党が出てきたり、大きく人気が上下するような報道があったりするとまた変化があるだろうから、そういう外的要因を待つしかないか?