セラフ

18式セラフ
 セラフ( Seraph )。
 いわゆる「人型ロボット」。
 一般に二人乗り、頭頂高5メートル前後、肩や背部に2〜8枚の飛行翼及びスラスターを持つものを指す。
 市街戦を想定した戦闘用兵器。「エアレール」と呼ばれるスラスターと翼を用いて空間を自在に移動し、2本の足で着地し走ることもできる。汎用性に優れる両手は、アームマウントとしてだけではなく時には障害物の移動や壁面を掴むなど多種多様な目的に使われる。人型をしているのは、市街地での戦闘が常に想定外の状況をもたらすものであり、それに柔軟に対処するためである。
 羽が付いているのは、そもそもエアレールが先に開発されたこと、当初は二足歩行のシステムに情報処理が追い付かなかったこと、材料的問題により重量が運動性を著しく低下させていたこと、ただの二足歩行兵器が戦車等の旧式兵器に対抗できなかったこと等の問題点を解決するために取り付けられているというのがその理由である。
 テロ対策の見知からなぜか地域ごとの交番に一台ずつ置かれているが、パイロットがいなかったり、使用回数が著しく少ないこともあり「税金の無駄遣い」と言われている。
 ちなみに「Seraph」とは「天使」の意。


 シュミの世界、人型ロボットです(爆)。
 セラフは「手足の付いた攻撃ヘリ」です。コンセプト的にはガウォークです。兵器として実用化できる人型ロボットってどんなだろう、と突き詰めたのがこれです。攻殻機動隊アップルシードのアームスーツは「操縦」じゃないので夢がないし、かといってモビルスーツはでかいし重いしで実用性がない。この世界には戦闘用APといった「蜂」のような存在がいるため単に装甲が厚くても動きが鈍いとどうしようもない、ということで高速移動が必要になっています。
 まぁ当然ですが、飛んでも戦闘機には勝てませんので地上戦及び低高度での戦闘がメインです。でもそのレベルでは最高位に位置する兵器という位置づけです。


 デザイン的には色々と試行錯誤した結果、こんな感じの結構質実剛健な感じに。胴体の所にパイロットとガナーが重なるように乗ってます。そのサイズをベースに、高さを「ワンボックスカー3台分」で計算したらサイズ的にこんな感じに。人が乗っていなかったら動体部に比べて手足を大きくしてもっとスタイル良くできるんですけどね……。
 これだけ小さくしてるのは、普通の生活空間に入れるため。横幅はだいたい車2台分なので、車道や線路に降りたりできるサイズということで。だいたいレイバーやエステバリスと同じくらいの大きさ。
 つかデザインがどっかで見たような感じに(汗)。やっぱ付け焼き刃だからなぁ……。ギミック的には色々と入れてあるんだけどそれをちゃんとした形にデザインできず(汗)。腕や腰は「オービタルアクチュエイター」っていう輪っか状のリニアモーター(?)を使ってます。ここに腕や翼、エアレールが取り付けられています。それぞれ2つの輪に付いていて、さらにその輪を移動できるので追い越したりできる……という設定なんだがそんなにギミック付いてたら壊れやすそうだなぁ(汗)。軸よりも剛性は高そうとは思うんだけど。も少し詰めれたら大きな絵を描こう(爆)。


 ちなみに、セラフはHACが開発したものではありません。
 基本技術はHACによるものを利用していますが、セラフそのものはHACではなく、米国企業が作ったものという設定になっています(ボーイング社とか(汗))。HACにとって、セラフのような兵器は「つまらないもの」に見えたのでしょう……。