プラネテス9巻

 24話までのグログロした感じがむしろ25話26話で解消されて、またあの日常に戻ったって感じがいい感じだ……。26話で田辺が「け」にこだわってたのは密かに狙ってたからか?(爆)


 プラネテスは、ここ数年で一番面白いアニメと言っても過言ではないと思う。
 ……思うが、これだけ共感できるのは、自分がサラリーマンで、そして密か?に夢を追っている人間としては強く共感できるものがあった、っていうのもあると思う。
 自分は夢追っていながらも、それでもゴローやロックスミスみたくはならない、ハチマキなりの言葉で言うなら宇宙っていうのは限定された世界じゃない、つまりわてはマンガ描いたり小説書いたりして生活するのが夢だけど、それ以上に家族とかと一緒にいたい、そういった「生活」も同時に同列の「夢」だったりするんで、その点ではハチマキがやっぱり目標になっちゃうのかなぁ、なんかヤだけど(爆)。


 プラネテスをSFとした見た場合、我々の眼前に迫るリアルな宇宙世代を突き付けられたわけで、しかしそれは同時に、夢想としての夢ではなく、実現するための夢として提示されたわけで、このひとつの「結果」に対して、それより良くも悪くも世の中は変わる、変えられるわけで、「宇宙世紀」というものをリアルに夢見た世代は本当に望む「夢」を実現するために選択しなければならないわけで。


 最後の最後にGIGAなるプラズマテレビっぽいものが出てくるんだが、ソニーはプラズマから撤退するんであれはプラズマではないんでしょう(爆)。まぁ未来なんで有機ELとかもっと違うもんかな?