王子の格闘術

 甲冑を身に着けていることを前提にした組み打ち術。鎧を着た相手の関節を極める、もしくは蹴りや体当たりによって相手のバランスを崩し転がすことを目的としている。鎧を着ているため起きあがれない相手を攻撃する。
 シーバリウの格闘術は剣術と同時に習ったもので、これ単独の業ではない。よって特定の流派はなく、軍の中ではそれほど重要視されていないが、「傷つけずに無力化する」ことにこだわりたいシーバリウは特に念入りに練習している。


 ちなみにシーバリウの掛けた技は一応オリジナルです。手首は、親指を押さえて縦に曲げると簡単に極まります。これを利用して、シーバリウは右手と肩で高士の左手首を極め、隙を作ってから、二本背負いで投げ飛ばしています。本来は極めたままコンパクトに投げるのでそれだけで手首が折れ、しかも頭から真っ逆さまに地面に叩き付けます(汗)。まぁ鎧を着てたら無理なので実際は斜めに転ばせるだけですが。手首を極めるとこは少林寺拳法から、二本背負いは柔術から取ってるんでそう言う意味では完全なオリジナルじゃないってことで。
 ……マニアック過ぎですね(汗)。しかも高士とシーバリウ両方とも投げ中心だし……。