ほとはーヒット数激減……。
ほとはーのトップページのヒット数が凄まじく減ってます……実は9の6はあんまり減ってないんでリピーターさんはちゃんと来てくれてるっぽい、つまりどうも表紙のリンク先をMachicianに変えたのはだいぶ失敗だった気味です(汗)。確かにかぶろぐのヒット数は上がってるんでそういう意味ではそれなりに成功だったけど、でもここは何もしなくても一見さんが来てくれるからそんなにかぶスタの広告効果は期待しなくていいんだよなぁ……。
というわけで10月になったら速攻ほとはーに戻そう(爆)。やっぱうちはほとはーのサイトだ、うん。
ほとはー9話のプロット完成。
9話の後半部分のプロットがまだだったんでその辺を気合い入れて書き上げました。これでコンテ切るのに苦労することはないな。
まぁ話自体は劇の続きです。引きつづきパプリカ暴走(爆)。
第1話 空から王子が降ってきた (3) [△ ▽]
「ちょっと、う」
ビビーッ! という警告音。地面に光る赤い『接近警戒線』が激しく明滅している。
「……めのお父さん、本当に大丈夫なんですか?」
『大丈夫、比較的成功率の高い魔法を使うから』
スピーカーから大人と子供の中間のような女性の声が聞こえる。
「……ジャージ、本当に大丈夫なんでしょうね」
『大丈夫、ちゃんと成功してるから』
「そう? ならいいんだけど……」
『シミュレーションで』
「シミュレーション!?」
『しかも脳内』
「の」
一歩踏み込むと再び警告音。
「……うない……って!」
『はいはい下がって下がって、始めるから」
大きな音を立てて装甲多脚の6本の足が地面を噛む。
狭いコクピットの中。モニターに『固定完了』と表示される。
「錦さん、 test06 フォルダの 211012.mdl ってファイル開いて」
「ジャージ、そんなのないぞ。 210112.mdl ってのならあるけど」
「それでいいや」
「あいよ」
錦がスライド式ポインティングデバイスでファイルを選びダブルクリックする間に、錦の後ろ上方、ガナーシートに座る、あずきジャージを来たジャージは両腕を筒の中に差し込む。あやとりのような太い紐がジャージの腕に絡みつく。
「たぶたぶたぶ、……くりっく、くりっく……くりっく、じゅうに」
ジャージの両目を覆い隠す、海女が使う水中眼鏡のような、巨大な遮光型ヘッドマウントディスプレイによる視線入力と音声認識を使って、設定を変更する。
「設定完了、魔法実行シークェンス短縮版を開始します」
次回予告。
ぷらとわもMachicianも、次回予告を書くのにすごく苦労する。
あれは何か特別な能力が必要な気がする……うーむ。
装甲多脚
装甲多脚(そうこうたきゃく)。
2本の腕と6つの足を持つ装甲車両。二人乗り。
元は軍用車両。中国に配備されていた物の横流し品。
走破性は非常に高く、坂道を難なく上り下りし、途中で静止することもできる。車輪はついていないが、6つの足で最高時速40キロを出す。
両腕は基本的にハードポイント代わり。本来は主兵装を取り付け、火器管制装置と連動させて射撃を行う。これを、ジャージはOSごと入れ替えて器用な動きができるようにしている。
固定兵装として両腕可動部後方に機銃が着いていたが、これは「コロナの水」噴出口になっている。
この時代では、無補給で長期間(最低1ヶ月)滞空が可能な航空兵器が開発され、「空からの地域制圧力行使」が可能となっている。そのため、地上兵器の開発そのものが進んでいない。
また、たとえばこの装甲多脚一個大隊が、戦闘に特化したAPひとりに全滅させられることもあるなど、パワーバランスがこれまでの常識に当てはまらなくなっており、それに伴いこの装甲多脚も製造中止、廃棄を待つのみとなり、それが巡り巡ってこんな所で変なことに使われるハメに。